第4回 ハイエンドカーオーディオコンテスト Clarion FDS クラス(前編)

2018年7月14日(土)・15日(日)の2日間に渡り、ハイエンドカーオーディオ協会主催「第4回 ハイエンドカーオーディオコンテスト」が、静岡県静岡市の「ツインメッセ静岡」で開催されました。ここでは2016年から設立された「Clarion FDS(フルデジタルサウンド)クラス」にエントリーされたディーラーカー/ユーザーカー混合部門 クラリオンFDSクラスをご紹介します。
アルファロメオ159 (寺戸 誠さん/ジェイクラブ)





音作りのコンセプト ■情家みえ 楽器の質感、ボーカルの生命感に重点を置き調整を行いました。また冒頭のボーカルがウッドベースに埋まらないようレベルを配慮しました ■小澤征爾 リズミカルに鳴らすこととこじんまりした音にならず音場の幅も広がりすぎずを意識して調整を行いました |
TOYOTA マークX120 (森脇航平さん/ジェイクラブ)







音作りのコンセプト ■情家みえ 楽器の質感、ボーカルの生命感に重点を置き調整を行いました。また冒頭のボーカルがウッドベースに埋まらないようレベルを配慮しました ■小澤征爾 リズミカルに鳴らすこととこじんまりした音にならず音場の幅も広がりすぎずを意識して調整を行いました |
Full Digital Sound購入理由 ・ショップのデモカーをきいて購入を決めました Full Digital Sound搭載後の感想 ・コンパクトでつみやすい NXV977D/NXV987Dを使ってみた感想 ・画面が大きくてDVDがみやすい |
Audi A3 (西林和也さん/カーオーディオクラブ)



音作りのコンセプト ■情家みえ 鮮明なヴォーカルと息づかいの質感、ウッドベースの量感と弦の質感、弾むようなピアノの音色、それぞれの質感を保ちつつ、リズミカルに絡み合うように意識しました。 ■小澤征爾 ピアノの軽やかなリズムの中に打鍵の質感と適度な重さと滑らかさを意識し、楽団が奏でる音や余白の空気感から広がり過ぎないよう、車内において相応のスケール感が感じ取れるように心掛けました。 審査員コメント 定位が克明で位置が良いです。 ステレオイメージの立体感もあり、ベートーヴェンは奥行もしっかり出せていました。 ピアノの響きも良かったです。 情家みえの方は明快で元気な音でした。 |
Full Digital Sound購入理由 ・ハイレゾ再生など幅広いメディアに対応しているから |
VW Golf ヴァリアント (アビリティさん/サウンドアビリティ)





この車の音作りのコンセプト ■情家みえ 楽曲全体を通して、ヴォーカルの表現、ピアノのダイナミクスに注意を払い調整致しました。 ■小澤征爾 ピアノとオーケストラのデュエット、ホールサイズの反響感を意識して音作り致しました。 |
Full Digital Sound購入理由 ・非常にコンパクトなパッケージングから奏でられる音色、情報量の多さに魅力を感じました。 Full Digital Sound搭載後の感想 ・調整していく程に、キャラクターの違いを出せるユニットだと思いました。 Z3コマンダーを取り付けた際のこだわり ・手元で操作し易い様に、センターシフトゲート付近に取付け致しました。 |
Nissan スカイライン (石井健大さん/car audio factory K-sound)
[エントリーショップ] car audio factory K-sound(K-サウンド)





この車の音作りのコンセプト ・「CEEK TO CEEK」は、各パートの音色をなるべく大切に。「ピアノ協奏曲」は、ピアノの軽快さを損なわないように。 フルデジタルシステムの良いところを活かせるように、気をつけて調整しました。よろしくお願いします。 審査員コメント ボーカルは質感が好ましかったです。 |
Full Digital Sound搭載後の感想 ・レスポンスの良さ。低域もしっかりでる。 |
BMW 523i (細木 宗一郎さん/サウンドステーション ガレージ ショウエイ)
[エントリーショップ] サウンドステーション ガレージ ショウエイ





音作りのコンセプト ■情家みえ 男性の隠しきれない高ぶる気持ちを歌い上げる情家みえさんの艶やかな声と、各パートが軽快かつ綺麗に聴けるライブ感を大切に調整しました。 ■ベートーヴェン ホール全体を見渡せる座席で聴いている様な奥行き、ステージングを表現しつつ、アルゲリッチの繊細なタッチとオーケストラが主張し合うことなく親和性の高い音になる様に調整しました。 審査員コメント 情家はあと少しの柔らかさとニュアンスが増えればモアベターです。 また、声の質感は良かったです。 |
Full Digital Sound購入理由 ・システム総額が手に届く価格だったから Full Digital Sound搭載後の感想 ・コスパの良さに満足しています |
TOYOTA C-HR (朝子国博さん/AVカンサイ 堺)





音作りのコンセプト ■情家みえ やり過ぎ感のない、自然な配置をイメージしながら、声の特徴でもあるザラツキや温かさを感じられるように、そして全体のムードでもある明瞭さを描き上げるように努力してきました。 ■小澤征爾 アルゲリッチの情熱的なピアノを中心にしたエネルギッシュな音を、小手先でまとめるのではなく出す方向で調整を重ね、システムのレンジ感を求めるのではなく音楽の情熱にフォーカスを当てて調整を重ねました。 審査員コメント ベートーヴェン:声の質感は良好で、定位も良いです。 ヴォーカルとピアノのバランスがとても好ましいです。またベートーヴェンでもステレオイメージの立体感はでていました。 情家みえ:情家はフルデジタルシステムらしい純度の高さがあり、その中で帯域バランス、エネルギーバランスは良く整っている。 ピアノコンチェルトも鮮明に過ぎない、程よい明るさでした。 |
Full Digital Sound購入理由 ・シンプルなシステムだと思いました。 Full Digital Sound搭載後の感想 ・コスパを考えると、ありだなと思いました。 |
全国各地のカーオーディオプロショップ等で試聴イベントを随時開催しています。フルデジタルサウンドの世界をぜひお近くの会場で体感してください。 |